この生きにくい世界で

それでも人生は、自分の選択でより良くできる。

パワハラを乗り越えると成長できること4選【パワハラ対処法 第10回】

パワハラという過酷な経験を嫌な記憶で終わらせない。その経験はどうその人の糧となり次に活かすことができるのか?その可能性について述べていきます。

f:id:Naco678061:20240805091101p:image

 

目次

パワハラ経験はどう活かされるか?ーパワハラを通して成長できること4選ー

 

1、人を見極める力がつく

パワハラを受ける、という経験から、

人間の中には良い人も悪い人もいる

と痛感したかと思います。

 

当たり前のように聞こえますが、この感覚が非常に重要です。

なぜなら、人間社会で生きていくためには、

悪い人間関係は遠ざけなければいけない

という危機感を持って人と接していく必要があるからです。

 

パワハラを受けてしまう人の特徴でも挙げましたが、そのような人は

・他人から嫌われるのが怖かったり

・自分に自信が持てなかったり

・自分より他者優先

であったりします。

 

誰でも自分を合わせていくのではなく、「この人はNOと言わないとどんどん要求してくる人だ」「この人は他人を利用する傾向があるな」「自尊心を満たすために他人を攻撃するような人だな」というように、人を見極める必要があるのだと、学ぶことができたのではないでしょうか。

f:id:Naco678061:20240805094731p:image

2、悪い人間関係は断ち切る判断ができるようになる

上記より、悪い人間関係は遠ざける必要があるのだと知ることができたと書きました。

だからこと、悪い人間関係は迎合せず、遠ざけるという判断ができるようになるかと思います。

 

レジリエンスのある人は他人との関係において「しっかりと関わることと、思い切って捨てること」の2つに焦点を置いています。

つまり、しっかり関わるべき人、親しくなるべき人と関わる。断ち切るべき人を捨てているのです。

 

職場では断ち切ることはなかなか難しいと思いますが、

・距離を置く

・最低限の関わりにする

・相手の言動をいちいち気にしない

・NOを伝えるようにする

 

といったことはできるかと思います。

プライベートな関係で特に複雑な事情がない人とであれば、関係性を断ち切ってしまっても良いと思っています。

あなたを攻撃したり利用しようとしたり、またはあなたのことを全く考えてくれない人との関わりは要らないと思うのです。

f:id:Naco678061:20240805094836p:image

3、心が触れ合うような関わりを大切にすることができる

「人間の仲間に属していると意識しているその個人だけが、不安なしに人生を生き抜くことができる」

(書籍;不安の心理学)

 

親しい人ができるような生き方をすること。心が触れ合うような人がいれば、この世の中が生きていける。

また、質の悪い人は、そういう人を狙わない。

(書籍;パワハラ依存症)

 

2でも書いた通り、悪い関係を続けていても良いことは1つもないです。

それを実感できると、良い人間関係を築ける人との関係を大切にしようと思うようになります。

 

本音が言える、安心して話すことができる、

そのような関係は心を癒し、不安を和らげ、生きる力を与えてくれます。

f:id:Naco678061:20240805094850p:image

4、逆境を武器に成長する

逆境は「自分がどういう人間であるか」を教えてくれる貴重な体験である。

社会的成功は人の心を支えない。そこで擬似成長している人は心理的に退行し、挫折する。

逆境で解決を目指さないで、不運を嘆くばかりの人は、「自分は擬似成長しているんだ」とまず認めれば良い。

そして成長欲求に従って行動する。逆境は「何を目的に生きていけばよいか」「自分に大切なのは良い人間関係だ」と理解させてくれる。

 

これまで努力が報われなかった人は、周りの人間関係が良くないかどうか考えてみよう。馬鹿にして煽てられているのに褒められていると、認められていると勘違いしていないか。

 

いじめに遭ったときに「自分は今生きるか死ぬかの分かれ目にいるんだ」と気づかなければならない。いじめと戦い、この人を断ち切るか。そうでもしないと、退行欲求に負け、人生が行き詰まる。

衰退の症候群に陥り、強迫的な努力をしたり、悲観主義で不安を消極的にしか解決しなくなり、意識と無意識は乖離し、神経症やうつになったり、攻撃的になったり、最後は自殺に至る。

 

しっかり自分の胸に手を置き、成長欲求に従って踏み出すか、退行欲求に負けてなされるがままになるのか、良く考えよう。

(書籍;パワハラ依存症より)
 

パワハラを受けるという逆境は、

・自分の弱みに気づかせてくれる

・自分がどういう人間か知る機会になる

・悪い人間関係に固執せず、良い人間関係を大切にすることが重要であることを教えてくれる

・悪いことに立ち向かうぞ、という勇気を与えてくれる

・自分の人生を自分で歩く、という主体性を得る機会となる

・上記により、人として成長する機会となり得る

f:id:Naco678061:20240805093947p:image

まとめ

パワハラを受けたことは、非常に嫌な感情を伴うと思いますが、その分その逆境をバネに人として一回りも二回りも成長できると思います。

パワハラに負けてしまうのではなく、適切に対処をすることで、逆に自信にもつながります。

パワハラへの具体的な対処法は、過去の記事で詳しく述べているので、良ければ参照ください。

 

少しでも役に立った/なるほど!と思ったら、いいねしてくれると嬉しいです^^

 

また、このプログでは「生きにくさ」をテーマに記事を書いています。最近はパワハラ問題について詳しく書いていますが、今後は自己肯定感、自己愛、人間関係の悩みなどを書いていこうと思っています。もしご興味あればれば読書登録して頂けると、嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!